BORN FREE

フラットコーテッドレトリバー3頭との悲喜交々な日々

エルザと私の東京ブロック訓練競技会2021

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(朝5時54分、日の出@宇奈根グランド、この日の出は競技会とは関係ありません)

2021年3月21日、東京ブロック訓練競技会でした。
東京ブロック訓練競技会、ジェミニと競技会やってた頃は毎年出てましたが、それから15年ぶり?とかでエルザと出陳。
朝、3時半に起床、4時に家を出発した時、既に東京は土砂降りの雨でしたが、埼玉県比企郡の吉見運動場は降ったり止んだりの小雨。

正直なところ、フラットの飼い主だからか?はたまた、我が家が雨の日も散歩に出かけ、雨だから開き直って遊んじゃう派だからか、雨は私にとっては味方です。
それはドッグショーでも同じ、黒いから汚れが目立たないのも得だし、何よりも雨だと犬達の喜びが違う。

雨で棄権する方も続出の東京ブロック、小型犬で雨の中、気丈に頑張っている犬達を見ると、「雨で嬉しい」とは言いにくいものがありますが、実際は嬉しかったです。
というもの、東京ほど土砂降りにもならず、気温的にも黒犬にベスト。

ただ、雨だとウキウキ過ぎてコントロールが難しくなる。
そして、やはり集中を欠きやすいのも事実で、他の競技者を見ていても、勿体ない凡ミスが多かった印象を受けた。

不良少女エルザは前の先生の時代に、たった2回競技会に出ただけで「競技会ではおサボりしても叱られなーい」って事を把握してしまって、それにオヤツもオモチャも出てこないし「だったらやらなーい」って、積み木崩し状態となり、新しい先生について今に至ります。

今の先生に変わって、エルザの気持ちを作り変えて競技会に再デビューしたとは言え、エルザは本番では失敗しても叱られないことを知っている。
再デビューからまだ、一度も失敗をした事のないエルザですが、もしも失敗してしまった時に、私が注意をその場でしない事から、「あ、なんだ!やっぱり本番って叱られないんじゃん!!」って再度、気づいてしまうのを絶対に防ぎたい。

だから、エルザには失敗をさせられない、そこがエルザと私の競技会で一番のプレッシャーです。

 

東京ブロックの2週間位前から、「常歩行進中の停座」が不安定になりだした。
先月の埼玉ブロックで、ブリストルがまさに「常歩行進中の停座」で立ち尽くし、科目を落としたが、ここ1~2か月を振り返ると、エルザもブリストルも何かしら、科目的に調子が悪かったり、他にも今まで失敗したことのない科目を練習で間違えたりしていました。

東京ブロック前日の練習でも、「行進中の停座」を2度続けて失敗・・・。
「おいおいおい。。。明日どーなっちゃうのよーーー」と不安を残したまま、本番当日の日を迎えた。

エルザには絶対に失敗をさせたくない、ポイントとかなんとかじゃなくて、「失敗しても叱られなかった」という既成事実をエルザには作りたくない。
出番ギリギリまで、伏せ→立止→行進中の伏せ→行進中の停座のルーティンを繰り返し、それでも不安定な状態。
失敗するくらいなら微妙な体符を使うしかない、と心に決めてのリングインだった。

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エルザ、私を見上げて集中しています。

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写真で切り取れば良い脚側なんだけど一体感がもっと欲しかった。

結果、ノーミスで終える事は出来たが、細かい部分でもちろん練習よりも良くない部分はあった。
細かいところでエルザを上手くコントロールできずに雑になってしまった感、、、あの雨で涼しい気候ならば、もっともっとガツンと集中させることが出来たはず、そうすれば雑になる事はなかったと思うと、終わった直後はとても気に入らない出来だった。

ノーミスという事もあり、点数としては98.4点(規定68.4点、選択30.0点)で3席入賞の高い評価をジャッジの先生から頂くことが出来て嬉しかったけど、もっともっとエルザと「ビビビっと集中した張りつめる空気」を共有したかったし、その集中でエルザと一体感のある10科目をやりたかった、と思う。

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やっぱりロゼッタ貰うと嬉しい飼い主

 

エルザの訓練の先生の大桃先生のブログで、エルザに関する講評を頂いた。

nikki.dogschool-bp.com

(先生の講評)

エルザ…集中して最後までやりきってくれました。
エルザの良いところは今回もしっかり出せたと思います。

切れる動きは出来ませんが、それでも最後まで集中切らすことなく頑張ってくれました。

集中、義務感の持続が一番の課題なので本当に良かったと思います。

 

今回は先生と出番が被り、一人でウォーミングアップからリングインをしました。
これまで、先生がアップの時に色々と指導して下さり、エルザもその緊張感を持ってリングインしていましたが、なんとか一人でもノーミスでやり切るくらいのところまでは出来るようになった・・・というのは、ちょっと嬉しい部分でもあり、だからこそ集中が甘いまま、リングインしてしまったとも言える。
ココはエルザのみならず、ブリ君も含めて私の大きな課題です。

 

2020年秋季本部からスタートした競技会シーズン。
私が所属している大桃先生のお教室は先生、そして先輩の誰かが、必ず毎回の競技会で1席を取っています。
秋季本部は大桃先生とパピヨンの先輩、ST連合は別のパピヨンの先輩、千葉ブロックはコロナで中止、埼玉ブロックはビーグルの先輩が理事長賞、そして今回の東京ブロックも埼玉に続いてビーグルの先輩が1席、すごいなーーーって思います。
競技会で先生をはじめ誰かが必ず1席を取るお教室、そして他の方々もそれぞれに前回からの課題をクリアして常に1㎜でも2㎜でも前回よりも良くなっていく。
テントでは和気あいあい、お互いに動画を撮りあい、励ましあう。
同じ組になればライバルでもあるけど、皆さん、自分と自分の犬に集中して自分達にとっての最高を目指している。

競技会は朝、3時起床とか、、、ほんとに大変です。
そして、競技会に向けての練習も、上手くいかない事が増えてくるとプレッシャーも大きくなるし、なおかつ、前回のブリ君のショッパイ船出のように、ホワホワのお花場畑状態とかで終わった日には残念過ぎる。
時々、なんでこんな事やっているんだろう???と思ったりもするけど、競技会場で先生や頑張っているお教室の先輩の競技を見学したり、フラットの友達やガンドッグで知り合ったお友達が頑張っている姿を見るのは、純粋に感動します。
良い時もあれば悪い時もあるけど、「また頑張ろう」と思って帰るのは、良き時も悪い時も同じ。

訓練競技会に勝ち負けは無いと私は思っているけど、仮に勝ち負けがあるとしても、常に「また頑張る」、それしか無いのだ。

 

youtubeに動画をアップしましたので、よろしかったら見てください!


20210321 JKC東京ブロック訓練競技会 エルザ 第3部B組