BORN FREE

フラットコーテッドレトリバー3頭との悲喜交々な日々

久しぶりのドッグショー 京都府連合&近畿インター

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ブログの更新をせねば・・・と思いつつ、しばしサボっておりました。
4月後半の春季本部競技会についても、まだ記録を残していないうちに、記憶の方はどんどん遠ざかっておりますが・・・。

なんと先週末は2年半ぶりに出来心?で滋賀県竜王町のドラゴンハットまで、ドッグショー参加で遠征をしてきました。
往復840キロ、アクセルを踏み続けているだけでも・・・なんならシートに座っているだけでも筋肉痛になった私の太腿ちゃん、大丈夫かい?🤣

久しぶりのドッグショー、疲れる!!!
なんてったってパドックの設営という肉体労働が・・・訓練競技との違い。
あ、訓練競技もみんなで手分けして机やテント運ぶことはありますが、ドッグショーは他にもお道具が多くて・・・。しかも全部一人で運ぶのよ。

今回はブリストル1頭の出陳、2年半ぶりだけどやる事はさほど複雑ではないと思っていた。
触審、ラウンド、アップダウン、ラインナップでのスタック、乱暴に言えばこの4つの組み合わせだし、順番もあらかた決まっている。
私は大丈夫だけど、果たしてブリ君は覚えているのか???

がしかし、初日はブリ君は覚えているのか???ではなくて、アンタがすっかり忘れてたよね!!!っていうダメダメの内容でした💦

>触審、ラウンド、アップダウン、ラインナップでのスタック、乱暴に言えばこの4つの組み合わせ

なんて気軽に書いているけど、2年半前までほそぼそとでもドッグショーを続けていた頃は、その各所で自分なりに注意ポイントがあり、下手クソであっても注意ポイントをクリアする事が目標となっていたのだが、そーいう事全部忘れちゃってました。

触審でジャッジの先生がどういう順番で何を見るのか?とかも忘れてしまっていて、ベイドでムダな事したり・・・

ショーの出来栄えは散々なものでありましたが・・・いくつか得るものもありました。
そして、これまた訓練にも共通する「自分の甘さ、弱さ」を強く痛感する事が出来た、というのも得るものの1つです。

それは何か?というと・・・
いつもいつも、訓練の先生から「犬に合わせるな」「犬に合わせたら最後、犬は何もやらなくなりますよ」というコワ―いお言葉、耳タコなはずなのに、訓練では先生が細かく指摘して下さるんで、なんとかなりつつあるけど、ドッグショーでは完全にブリ君に寄ってしまう自分がいました。

今回のドッグショーは久しぶりの参加なので、とにかくひたすら楽しくやれればそれで良い、と思っていました。
ありがちな言葉です。

「楽しくやれればそれで良い」

それは間違ってないし、オナハンなんだし最低限楽しくなければやる意味が無いと思っています。
が・・・「楽しくやる」って具体的にどういう意味???って部分が大事かな、と思います。

ただ単にヘタクソ炸裂のまま、あーーー楽しかったーーーー!!!って言えるほどビギナーではない私(苦笑)

「楽しくやる」って訓練なんかでもそうなんですが・・・
私にとって「あぁ、楽しかった」と思える内容というのは、結果の如何ではなくて、やはり「練習してきた事を最大限リングの中でやれるように最後までやり切れた?」という事、自分だけではなくて一緒にやる犬共々に。
(実際、練習通り100%でやれる本番なんて無いと思うので、98%まで近づける事が出来たのか、70%で終わってしまったのか・・・という感じ)

今の実力を出し切れた!!!と思える終わり方が出来れば、結果云々ではなくて「楽しかった!!」と次につながる期待も含めて満足感を得る事が出来ます。
来て良かった、出て良かった、頑張って練習して良かった、、、などなどの想いと共に。

でも結果が偶然にも良くても、自分にはわかっている練習とは全然違う出来栄え、であったり、あれだけ注意していた事がやれなかった、ハンドラーがそんなだから犬も上の空のフワフワ、ドナドナ・・・という終わり方は、「今回は良かったとしても次に向けてどうしたものか・・・」と気持ちは、喜びや満足とは違うものになります。

だから、簡単に「楽しくやることが目標」と言っても、それを達成するって結構大変というか、その「楽しかった」を積み上げることが出来れば、オナハンとしては本番までのプロセスを含めて「犬と一緒に楽しめてる」と言えるのかな、と思います。
自己満足かもしれないけど、プロじゃなくてアマチュア、趣味なので「勝ち」にこだわるよりも、プロセスを含めて愛犬と向きあう全時間を大事にしたいです。

今回、初日の京都府連合で私がやらかしたダメダメを列記して、以降の戒めにしたいと思います。
1)ブリストルが元気良く尻尾を振ってくれるように、リングイン前にやたらと甘やかしてしまった。

2)ブリストルに私は何をして欲しいのか?朝の練習でちゃんとやり取りが出来ていなかった。(ただ元気よく走るからOK!!みたいな・・・ドッグショー舐めるなよって話でした)
3)ベイドの出し方が褒めの褒賞ではなくて賄賂的になっていた。
4)そもそもブリの顔を全くみてない、目を見てない、一緒にやってる感ゼロ。
5)ジャッジの先生が何を見ようとしているのか、せめて個別審査の時くらいはプレゼンを上手にやれ。

というワケで、動画も見たくないほど、土曜は自分の不甲斐なさに落ち込みました。
褒美ではなくて賄賂で出しているベイド、全頭の個別審査が終わり、並んでいるところを横からジャッジが見る時間、しっかり格好良く立ってくれ!!ってブリ君にオヤツだしたら、ブリ君が途中で「もう要らない」って言ったんです(悲)、、、それよりも一杯いる犬達の方が気になると・・・。
リングの中で、ベイド不要と言われるハンドラーと愛犬、それぞれバラバラの思い。
お互いの気持ちを合わせて、愛溢れるショーイングにしたいと思っていたのに、目標と真逆の二人の状態・・・

その落ち込みはどれほど深かったか・・・。

でも、応援に来てくれたエルザのハーフシスターにして名犬ベッキーの飼い主、IKUOさんに励まされ、諭され、夕方、ブリストルとケスとIKUOさんと私でリングで練習しました。
ケスが前にいるとブリが走る。
そうだ!そうだったわよ!!と思い出しました。
ブリ君、先頭の時よりも前に犬がいる時の方が走るんでした。

もう日曜の近畿インターは棄権しようか・・・とまで考えたけど、IKUOさんに励まされて、練習もして気持ちも上向き、出陳する気になりました。

日曜の近畿インターに向けての目標はただ1つ、「ブリ君の顔を見て気持ちを合わせて元気よく、そして褒めること」でした。

私のハンドリング自体は会いあわらずの失敗だらけ(アンヨずれてるのに気づかなかったけど、そーいえば後ろの左足をすぐにズラすんだった、って事も思い出した)でしたけど、とにかくブリ君がニコニコのお顔で元気良く走ってくれて、目標は達成できた。

なので、ショーの後は満足感を感じることが出来て楽しかったです。
とてつもなく低い目標なんだけど、それでも1つづつクリア、すっかり離れていたドッグショーですが、少しづつまた出して行こうかなって思える終わり方が出来て良かったな、と思いました。

写真は近畿インターで、ブリの同胎のチェルちゃんのオーナーさんから頂いたお写真(冒頭のお写真含めて何ま枚も)しかないので宝物です。
そして応援に来て下さったお友達から頂いた動画も嬉しい限り。

今回は色々な事を思い出したドッグショーでした。

 

番外編

ケスの同胎のファブちゃん、京都府連合でBOBのお祝い、焼き肉をゴチになりました❣
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そして〜焼き肉の後はスイーツを求めて和食レストラン「さと」へ。


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夕陽が沈む時、ものすごく綺麗だった西の空。

一期一会、どんな時でも嬉しい事、感動する事はそここにあるわ‼