BORN FREE

フラットコーテッドレトリバー3頭との悲喜交々な日々

エルザ、ブリストルとの春季本部競技会


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4月24(土)- 25日(日)、第100回2021春季本部訓練競技会が埼玉県の吉見運動場で行われた。
我が家からはエルザとブリストルの2頭の出陳。
マチュアなので25日の日曜日が出番でした。

 

エルザの動画


2021 春季訓練競技会3部E組 エルザ - YouTube

 

ブリストルの動画


2021春季訓練競技会3部A組 ブリストル - YouTube

ブリストルがとにかく、犬の集まる場所で普段と様子が激変して、ただただ立ち尽くし、行き交う犬を永遠と眺め、メス犬を見れば突進、デカいオス犬を見ればソワソワ・・・
グリッド操作でもしてんのか!!!???ってほどに地面の匂いを縦横に嗅ぎまくり・・・となるため、土曜日も場慣れも兼ねた自主練で吉見運動場まで出かけました。

土曜の吉見はとても暑くて、エルザが自主練で全くダメダメ。
側にいたブルドッグのブヒブヒブヒーって言う呼吸音が、エルザのツボにハマってしまって、ずーっとそのブルドッグに集中を削がれる状態。
今から振り返れば、お陰様でとっても良い練習が出来た、と言えますが、翌日に本番を控えてかなり当時は焦りました。

日曜日は土曜から一転、曇り空で午前の早めの時間は比較的涼しくて黒犬でも耐えられる転向。
ブリストルの出陳番号はA組の4番目、エルザの出陳番号はE組の確か18番目位だったかな、、、既に忘れてしまいました。
目録は帰り道にSAとかで捨てる主義でして・・・(家に持ち帰っても邪魔なだけなので)手元に目録も無いので確認できない🤣

2月28日の埼玉ブロックでCD2デビューしたブリ君、フワフワのお花畑となって撃沈、しょっぱ過ぎる船出から春季本部までの間、競技会が2回ありましたが出さずにひたすら春季に向けて練習を積みました。

先生からは埼玉ブロックの後に、「ボクなら春季には出しません」と言われる内容だったわけです。
科目が出来ないとかそういう事ではなくて、科目は良く出来るブリ君なのですが、それよりも何よりもまず、競技会場で犬見て舞い上がり、フワフワの状態で遊ぶ事すら集中出来ないような状態になってしまうため、場慣れが完全でない中で、競技会に出せば出すほど、普段の練習とは違う不出来な本番を繰り返すことになり、ブリストルにとっては百害あって一利無し、というのが先生の見解。

そこを「飼い主が頑張ってブリのお花畑は乗り越えますので春季に出させてください。直前でこれじゃ無理でしょ、という状態だったら棄権します」という前提条件付きでのチャレンジでした。
幸いな事に千葉訓練士会の練習会や、アマチュア有志による練習会などに参加する事が出来て、本番会場の雰囲気や犬がウロウロする中での練習リングでの練習が、ブリ君にとっては本番に向けた良いシミュレーションになりました。

千葉訓練士会の練習会には先生も来られたので、ブリとエルザのリングでの様子を見てもらいました。
土砂降りの雨で涼しくて、ブリもとても楽しそうで、私としてはブリ君とは良くやれたと思ったら、先生から「全然ダメ、後ろ足に全く力が入ってない。雨で楽しい、涼しくて気持ち良いという気分だけでやらせてるから、そーいう事になる」と厳しいご指摘。

その通り・・・暑かろうと寒かろうと、気分が良かろうと悪かろうと、その日のベストを出せるかどうか・・・
いつもいつも、テンションに頼るなって言われているのに、ブリのテンションが高いだけで、安心してしまって本気でやっているかどうか、の見極めが出来ないのでした。

そんなこんなな良い練習チャンスを得ながらの春季本部。
昨年9月、秋季本部はやるかやらないか分からないけど、出せる準備をせねば・・・と、8月までのダラダラした練習からネジを締めなおして、今回の春季本部の日まで、どうしようもない諸事情で自主練を休んだのは2日だけ、残りの日々は必ず自主練をする毎日でした。


そんな事は当たり前とする競技者が多いと思いますが、私は本来、怠け者で夏場は特に早朝練習が辛くて、なかなか毎日やることが出来ないのでした。

 

泣いても笑っても春季本部で競技会はシーズンオフ。
ブリストルは出番前のウォーミングアップに先生がついて下さり、もう言葉で表現するならばビシバシ!!🤣と、一瞬のよそ見、匂い取りの暇なんか無いよ、だってママに集中しなきゃイケナイんだから!と、ブリ君を追い込んだ結果、今やるべき事は1つしかない!!!それ以外は全てNGなんだ!!!とブリ君自身が集中を高めてくれて、そのままリングインする事が出来ました。

この追い込みが私一人では出来ない、エルザは追い込まなくてもスイッチ入れてくれるんだけどなぁ。

このウォーミングアップ、もしも先生がついててくださらなかったら、もっと甘甘になっていただろうと思います。
とかくブリストルを甘やかしてしまう私、たぶん、犬が気になるから仕方ないよね、と甘やかしながら、オヤツで尻尾振らせて、私に飛びつかせてブリを喜ばせて、リングインして、埼玉ブロックの苦い失敗を繰り返したように思います。

でも、この日は先生のお陰で、ブリがめっちゃ良かった。
すごい集中、リングインからリングアウトまで私以外のものは何も見なかったね、と言える集中でした。
私もブリの集中が切れないように、ずーっとブリを見続けて「お母さんは見張ってるよ!」っていう圧も上手くいきました。


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(脚側行進、ブリ君のポジション良すぎて見るのが大変なんです💦)


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常歩での右屈折後の写真、めっちゃ好きな写真)


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(速歩行進、左屈折前もしっかり顔を上げて私を見ての屈折が出来ました)


審査の先生からは「ここまでやれるんだから、もう少し犬を見ずにやりましょう。見すぎは減点になりますよ」とアドバイス、でも見過ぎるほど見たから、ブリも最後まで抜けなかった。
まだまだ、そういうレベルの実力しか私とブリのペアには無いのです。

結果的には2席と同点の3席、規定点でブリの方が0.1点低かったからですが、規定は私がブリをガン見していた為の減点があるので、ブリ君自体は本当に1席に迫る良い作業が出来た、と思います。

一方のエルザねーさん、ねーさんは競技会の規模が大きい方がやる気が出るらしい。
出番までリング前に座って、ゴロゴロしながらリラックスして順番待ち。


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(少し蒸してきたのでクールコート着用、このコートを着せているだけで安心、ハンドラーとしては出番前に心配事が減り、競技前のウォーミングアップに集中できます)

1つ前の方がリングに入ったところからウォーミングアップ開始。
先生は他の生徒さんについていたので、私とエルザの二人で頑張るしかない!!
でも、こーいう時にエルザは本当に、私に集中して訓練スイッチを自分でON!!にしてくれるコに育ちました。


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(ガツンと集中の入っている状態、一切の余所見をせずにひたすら私を見上げ、次の作業のコマンド待ち)


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(次はなんですか?準備オッケーです!byエルザ)


脚側で私を見上げてくれるお顔の可愛いことったら無いです。
そんな可愛いお顔がばっちり見れちゃうのも、エルザのポジションが少し前過ぎるからなのです。
そのポジションについては、何度も「前過ぎる、減点対象」と言われてきてますが、そのポジションだからエルザが頑張れるんです。


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常歩後進、常に前過ぎると指摘を受けるエルザのポジション、でもね、こんなに力入れて気合の入った脚側を毎回の本番でできる子ってそうそう居ないんですよ。

私はポジションで減点されてもエルザの気合や意欲が大事です)


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なので、ポジションについては修正するつもりは無くて、他にいくつか・・・ダメダメポイントがありましたが、総じればこのシーズンの集大成、最もエルザは頑張ってくれたように思いました。

指示前行動の失敗があったし、ポイント取れるか不安でしたが、結果は4席と高い評価をして頂きました。

 

【メモ書き】

ダメダメポイントその1: 左屈折前の常歩のスピード落ちとショートカット

ダメダメポイント2: お手お替りの後の停座を指示前にやってしまう

というわけで・・・既に競技会から2週間以上も過ぎており、SNSでも写真もアップしましたが、記録としてここにも同じ写真を載せて、私の老後の楽しみ用とさせてください。

 

そして、そしてこの日、同じお教室で出陳された先輩の皆様全員が入賞、理事長賞1つ(本部は2つ出ます)、優秀犬賞1つ(血統書のない犬を特別犬としてその中の1席犬が優秀犬賞を授与されます)という大漁でした。

 

いかに先生の指導がきめ細かく、そして的確に指導してくださっているか、を実感する結果でした。


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(先に帰られてしまった生徒さんもいらっしゃるので全員ではありません)

 


<番外編>
自分の出番が終わり、先輩の競技を観戦していると・・・本部席からアナウンス。
「ピンクの首輪をしたフラットコーテッドの女の子、リードが離れて迷子になってますよ~、ピンクの首輪のフラット~!!〇〇さーん!!!(←私の名前)迎えに来てくださーい!!」と。。。

途端に携帯のLINEに先生から電話、友達からも電話、あたふたと本部席から一番遠いリングにいたのに、必死に走ってお迎えに・・・。

本部席前までやってきたボーンフリーのエルザ、本部席で「あたしのお母さんはいますか?」と質問したとか、しないとか・・・😅
いや、、、ほんとに競技中のリングに入り込んだりのトラブルにならなくて良かったです💦


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(ママを探して勝手に車から出て、迷子になって二度と会えなくなったらどーするの!?)

いつも競技会でお見かけする爽やかなボーダーコリーのハンドラーさんが、エルザにご自身のリードを付けて待っててくださいました。
エルク革の手に柔らかいリード・・・我が家のゴムびきのリードと大違いなリードに繋がれたエルザ、ニコニコ顔。
かつて平塚でやった神奈川訓練士会の競技会場でもエルザは脱走して本部席直行の犯罪有り。
この時も車の中で係留までしていたにも関わらず、なぜか?どのようにしたのか?ナスカン外して脱走、どうやってるのか?全く不明です。
これまでは幸い、事故とかになってませんが二度と脱走出来ないように対策完了しました!